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「自死遺族の癒しとナラティヴ・アプローチ」の粗読メモ その1

「自死遺族の癒しとナラティヴ・アプローチ」吉野淳一著 の粗読をしました。
(今日のところは時間切れで、総合考察・終章のぺージは読み残しています)

以下、断片的なメモです。

・正統派の臨床心理学者の論文であり、一般人にとっては部分的には固く、読みづらいところがあるのは仕方がないのだろう。

・本書を貫く「社会構成主義・ナラティブアプローチ」の概念の理解は、いましばらく時間を要します。

・「癒しの会」(自死遺族の集まり)の意義は、同じ環境にある方々の集団に入ることにより、集団の中での自分の位置を感得でき、
 そのことが、心理的安定感をもたらすように思いました。 

・「自らを納得させようとするストーリーの生成」によりその遺族の心が安定し、次に生きる力を得る(※青字は管理人の追加箇所)。
 との主張は同感でした。

・「自らを納得させようとするストーリーの生成」の文脈でのシャーマンの取り扱いも同感です。
 シャーマンの媒介により、死後世界にいる亡くなった方と対話が成立し、死後世界にいる亡くなった方と関係を継続していける実感を
 持つことはまさに、「自らを納得させようとするストーリーの生成」になると思います。
 (遺族の方で希望される方は、有能なシャーマンとの対面をどしどし行える仕組みがあってもいいのではないか。とも思われました。)
   ※信頼がおける有能なシャーマンをさがすにはどうしたらいいものなのでしょうか。

・「自らを納得させようとするストーリーの生成」の文脈での「夢」の取り扱いを興味をもって読みました。

   社会構成主義でいうところの新たな「現実」を創造する。
   自死者との関係を再び蘇らせる。
   死によってメンバーシップ(家族の成員)が解消される必要はない。
   夢は貴重な再開の空間・思いを直接にぶつけられる空間。

 ※ある著書によると、夢は、幽体離脱して異界にいる状態という説もあるみたいで、もし、それが本当だとしたら、まさに、夢の中では、
  自死者との関係を再び蘇らせ、死によってメンバーシップ(家族の成員)が解消されていない状態を実感できていることになるのかも
  しれません。
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